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税制委員会
「あなたは『文化』に偏見をもっていませんか?」
芸術、芸能のみならず、日々の生活や人・自然とのかかわり方など、すべてが「文化」です。いわば、「文化」は政治や経済の基盤をつくっているのです。だから、「文化」の担い手を(行政ではなく)世の中が育てることが大切。その最も有力な手段が「税制」なのです。
欧米ではその点を重視し、「文化」の担い手に対する寄付金は課税の対象にしないなどの優遇税制を導入しています。そして、それが「文化ビジネス」―― アメリカの音楽や映画、科学、スポーツなど――を盛んにし、大きな経済効果も生んでいます。それは結局、税収を増やしたり、人材をひきつけることにもつながります。
一方、日本では、政府や自治体が“文化行政”の名のもとで、中味のない“ハコモノ”をつくったり、特定の団体に補助金を投入するばかりで、本当の「文化」育成にはつながっていません。

全国各地で、地道に「文化」を担っている NPOなどが力をふるえる税制をつくり、日本を元気にしていきましょう。

 

政策提言委員会より
加藤秀樹委員長(構想日本代表)
加藤秀樹委員長 (構想日本代表)
「文化」は、私たち全員のことです。芸術、芸能のみならず、日々の生活や人・自然とのかかわり方など、すべて「文化」です。つまり、「文化」は「公益」なのです。
「公益」というと難しく聞こえますが、要は世の中みんなのためになること。世の中みんなのためになることは、誰が行うのか?現状は、税金という形で金を役所がまとめて、それを役所の判断で分配しています。これで果たして良いのでしょうか? 文化は私達全員の大きな財産であると同時に誰もが担うべきものです。
文化が育ち生まれ続けるインフラをつくるのに、税制の改革は大変重要です。役所が決め、お金を出すものだけを「文化」とするのではなく、 自分たちが自分自身で考えて実行できるような仕組みに変えていきたい。 役所経由ではなく、私たちが直接「文化」にお金を出していけるような仕組みを作りたい。力をあわせてやりましょう。

 

基本方針
税制委員会では、新テーマ「酒・たばこ税を地方の文化振興のためへの財源としていこう!」を掲げてキャンペーンを行っていきたいと考えている。
酒やたばこはいわゆる嗜好品である。それらの消費にかかる税を少しだけ引き上げて、それにより増える税収入を、生活のゆとり創造に振り向けることを、私たちは「文化の地産地消」と名づける。例えば、それらを財源として、何年か前に巨額の税金で作られて、現在はほとんど使われていない文化ホールなどに対し、開催・展示する内容(ソフト)を供給することが、「文化の地産池消」の一案である。
この新キャンペーンについて、具体的な方法を検討していく。

 

第8期(2007年度)活動方針
新キャンペーンの方向性を考える上で、下記の活動をしていく。
(1) 2ヶ月に一回程度の定例会を開催
(2) 地方・文化をキーワードに斬新奇抜なアイディアを募る
(3) 自治体首長を招き意見交換
(4) 会員、会員外、首長に向けてアンケートを実施する

 

税制委員会メンバー
委員長 加藤秀樹(構想日本代表)
副委員長 池坊美佳(華道家元池坊青年部代表)
委 員 浅葉克己(アートディレクター)
イク・モハメッド(プロデューサー)
伊藤穰一(株式会社ネオテニー代表取締役社長)
井上道義(指揮者)
大友直人(指揮者)
奥谷禮子(株式会社ザ・アール 代表取締役社長)
奥田瑛二(俳優/映画監督)
川淵三郎(財団法人日本サッカー協会キャプテン)
岸本周平(中央大学客員教授)
北本正孟(プロデューサー)
三枝成彰(作曲家)
櫻井よしこ(ジャーナリスト)
塩川正十郎(学校法人東洋大学総長)
東海林良(作詞家/作家)
辰巳琢郎(俳優)
田原総一朗(ジャーナリスト)
玉木正之(スポーツライター)
蜂谷宗苾(志野流香道二十一世家元継承者)
服部今日子(Aetos Japan 投資営業部 ヴァイス ディレクター)
波頭 亮(経営コンサルタント)
船曳建夫(文化人類学者/東京大学大学院教授)
矢内 廣(ぴあ株式会社代表取締役会長兼社長)
山本寛齋(デザイナー/プロデューサー) 湯川れい子(音楽評論家/作詞家)
横山幸雄(ピアニスト)
吉村作治(エジプト考古学者/早稲田大学教授)

 

寄付免除とは?
寄付をすると、税金をとられるのをご存知ですか!
寄付」をすると、税金をとられるのをご存知ですか?日本も寄付免税を導入し、ひとりひとりが文化・スポーツのサポーターになれるようにしましょう。-もっと寄付をしやすく、されやすく-エンジン01(ゼロワン)文化戦略会議 http://www.enjin01.org
エンジン01(ゼロワン)文化戦略会議の目指す「寄付免税」
税金払って「国や地方自治体におまかせ」ではなく、「ちゃんとよい活動している団体(=NPO)に寄付できるしくみをつくろう!寄付したら税金が控除されるようにしよう!日本にたった900余りしかない『税が優遇される団体』を2万に増やそう!」というのがエンジン01(ゼロワン)文化戦略会議がめざしている「寄付免税」です。

「寄付? そんなもの私には関係ない。」と思っていませんか?
お年寄りの世話、子育て、環境問題、まちおこし、伝統芸能、芸術など、私たちの周りには、様々な分野で活動している「集まり」 (いわゆるNPO=非営利団体)があります。これらのNPOは、これまでお役所=「官」が主導で行ってきたことを「民」の立場で、できることをできるところからやる、といいうスタンスで行っていこうとしています。これらの「集まり」の活動を支える重要な資金源がみなさんからの寄付です。

言い換えれば【税金→官の資金】【寄付→NPOの資金】ということです。私たちは「官よりも社会の役に立っているNPOに対する寄付は、免税にすべきだ」と考えます。
公共的な作業の担い手は“官”から“民”へ そのため「寄付税制」を充実させよう
今の制度ってどんな制度?
現在の制度では、寄付が課税にならない相手は(1)公益法人かNPO法人であること、さらに(2)その中でも特に、国が公益性=「世の中の役に立つ」が高いと認めた「特定公益増進法人」か「認定NPO法人」のみです。

現状では、公益法人約26,200のうち特定公益増進法人は約900、NPO法人約10,000のうち認定NPO法人はわずか12です。

このことをみても、国の「公益性」の認定要件が非常に厳しく、私たちの寄付が非課税になる相手先がいかに少ないかがわかります。つまり、地域から「役に立っている」と認められていても、行政から「役に立っている」と認められていない場合が大半なのです。一方で、国の認定の方法や基準は全く開示されてないのが現状です。
改革の方向性
「寄付免税」を実現させよう
このように「世の中の役に立っている」かどうかについての問題を、行政が決めるのではなく、私たち自身が決められるようにするために、上記の2つのハードルを変えていかなければなりません。そのためには、公益法人、NPO法人制度の改革(民法34条の改正など)と税制改正の2段階の改革が必要です。政府も、今の「公益法人制度」の見直しについて、関連税制を含めて検討を進めています。

税が優遇される団体が増えることで、国に税金で払うのか、よい活動をしている団体に寄付するのかを、私たち自身で決められるようになり、私たち自身が、文化やスポーツのサポーターになることができます。

経済だけでは不可能な日本を元気にする力が生まれるかもしれません。
耳慣れない「寄付免税」という言葉ですが、まず私たちがこの制度を望むことが、結果として、私たち自身が暮らしやすい世の中に変えていくきっかけになると思いませんか?
所得100万円の人がNPOに10万円寄付すると・・・
欧米諸国の「寄付免税」の仕組みと成果
欧米の主な国では、公益性と関係なく誰でも非営利の法人を設立できるようになっています。その中で、公益性があると認められた団体が寄付免税の対象となります。このような団体に寄付をした場合、寄付した人の税金が安くなりますが、その範囲は日本より幅広く、法人格をもたない団体も対象となります。

アメリカの例をみると、オーケストラや劇団などの芸術団体の多くがNPOとして運営されています。NPOに対する充実した寄付免税のおかげで、映画をはじめとした文化産業には多くの資金が集まり、音楽学校などには世界中から優秀な学生が集まってきます。

たとえば、有名な「ハーバード大学」もNPOです。日本では、NPOというと活動資金集めに苦労している団体が多いのですが、アメリカでは寄付をする人が多いおかげで資金がたくさん集まり、優秀な教師も雇えるような環境になります。その結果、大学としての評価も高まり、世界中の学生を惹きつけ、社会全体の活性化に貢献しています。

また、ニューヨークの総合芸術施設、「リンカーン・センター」は、運営費の3分の1が寄付金でまかなわれています。一方、世界最大級の美術館「メトロポリタン美術館」では、寄付した人には館内でパーティーが実施できる特典が用意されているなど、寄付文化が社会全体に根づいています。
アメリカの寄付は日本の50倍以上