過去の委員会活動

税制委員会(2001年度~2009年度 加藤秀樹委員長)

当会発足以来のテーマとして、「寄付免税」に関わる制度改正を求め、税制委員会を設置し活動してまいりました。文化が育ち、生まれ続けるためには、税制の改革は大変重要です。役所が決め、お金を出すものだけを「文化」とするのではなく、自分達が自分自身で考えて実行できるような仕組みに変えていきたいとの思いからです。文化の担い手(芸術団体・科学技術団体・スポーツ団体など)が財政的に安定・自立していく方策の柱である「寄付」に対し、欧米のような優遇税制がないことを問題視し、寄付をしやすく・されやすくするための「寄付に対する優遇税制」の実現を目指し、以下のような活動を行いました。

  • 超党派の国会議員とともに「寄付税制について考える会」実施。
  • 国会議員を訪問し、申し入れ。
  • 税制セミナーを実施。
  • 巣鴨・新橋にてパフォーマンスを実施しチラシ2000枚配布。
  • クラシックコンサート会場にて「寄付免税」を訴えるチラシ30万枚を配布 等

【参考】エンジン01文化戦略会議の目指す「寄付免税」とは?

その結果、2006年5月に公益法人制度改革のための法律が成立、2008年から施行され、2011年には寄付金の「税額控除」が施行される等、税制委員会の提言・活動が大きな成果に結びつきました。

政策提言委員会(2010年度~2013年度 加藤秀樹委員長)

エンジン01税制委員会からの提言が、寄付税制改革という大きな成果に結びつき、さらに2009年の民主党への政権交代に伴って、改革の気運が続く中、税制委員会から政策提言委員会へと改名し、扱うテーマを広げ、活動範囲を拡大することになりました。

  • 酒・たばこ税を地方の文化振興のための財源とするには
  • 経済活性化のための休祭日の設定の見直し
  • 医療制度の改革についての検討
  • 東日本大震災の震災孤児・遺児への給付金について
  • 日本のテレビの海外放送の活発化について

等について、検討・議論を行いましたが、社会へ訴えていく「提言」に結びつけるまでには至らず、政策提言委員会としての活動を終了いたしました。