エンジン01動物愛護賞

第7回「エンジン01動物愛護賞」受賞者

【エンジン01動物愛護・川島なお美賞】

山口 武雄 氏 /獣医師
「いま生きている野良猫たちに1代限りの生を全うさせてあげたい」。そんな強い思いで全国を飛び回り、野良猫の不妊・去勢手術を精力的に行ってきた、国内のTNR活動を牽引する功労者です。1974年に神奈川県内で動物病院を開業。事故で大けがをした妊娠中の雌猫を保護したのをきっかけに、1980年代半ばから、野良猫の保護活動や犬猫の「殺処分ゼロ」を目指す活動に携わるようになりました。雲仙普賢岳噴火災害、阪神淡路大震災、東日本大震災などでは被災動物の保護・治療にあたり、スマトラ沖地震の際にはタイまで飛んで、現地の保護団体と協力して犬猫の救助に尽力しました。ブータンから招致され、ブータン国内でTNR活動の普及にあたったこともあるそうです。
 70歳を超えたいまも全国各地からの依頼を引き受けて野良猫の不妊・去勢手術にあたっており、てがける手術は毎年5千件以上に達するそうです。しかも手術費は実費程度、時には無料で引き受けています。動物愛護団体の関係者からは「神」とも呼ばれる存在です。
HP:https://www.youtube.com/watch?v=y0sXYmCqJc8


【エンジン01動物愛護・ワンダフル・パートニャーズ賞】

一般社団法人おーあみ避難所 /大網 直子 氏
東日本大震災が起きた2011年春、東京電力福島第一原発から20キロ圏内に取り残された犬や猫の救出にあたるために誕生したのが「おーあみ避難所」です。以来10年以上も活動を続け、いまでは神奈川県を中心に数多くの保護犬、保護猫を救う動物保護団体として、きわだった存在感を見せるようになっています。多頭飼育崩壊の現場や劣悪な繁殖業者のもとにレスキューに入り、虐待下にある犬たち、猫たちを積極的に保護しているのも特徴的です。パワフルな活動によって毎年約300匹もの犬猫を救うとともに、積極的な情報発信により普及啓発にも貢献しています。
HP:https://www.youtube.com/watch?v=hZP7XiyJbqo 

沖縄 野良猫 TNR プロジェクト /小林 恵未 氏
沖縄本島北部で、外で暮らす猫たちの駆除が進められています。行政は捕獲には多額の予算を割きますが、捕獲した猫たちの譲渡活動を支えているのは、ボランティアや寄付に支えられた動物愛護団体です。「沖縄 野良猫TNR プロジェクト」の小林恵未さんは、捕まった猫たちの殺処分を避けるために日々、保護・譲渡に尽力している動物愛護団体のなかで中心的な役割を担う存在。小林さんの存在がなければ、沖縄の猫たちは大量に殺処分されていることでしょう。沖縄の猫たちの現状を広く世の中に知っていただきたいという想いも込めて、小林さんには賞をお受けいただきたいと思います。
HP:https://www.facebook.com/okinawa.cats.tnr/


川上 麻衣子 氏  /俳優 
18歳の頃から猫を飼っていたという大の愛猫家の川上麻衣子さん。2018年には一般社団法人「ねこと今日」を立ち上げ、猫と人とのここちよい共生をめざして活動されてきました。保護団体と協力しながら月2回のペースで譲渡会を開催、これまでに1千匹を超える保護猫たちに、新たな家族を見つけてきたそうです。猫と人が共生するweb上の街「NYANAKA TOWN」(にゃなかタウン)も今年4月にスタートさせ、ますます猫のための活動に尽力されています。
HP:http://kawakamimaiko.com/



【エンジン01動物愛護・ワンダフル・行政賞】

岡山市(岡山市保健所) 岡山市保健所衛生課 丸山 稔 氏
野犬は譲渡に向かないと判断され、多くが殺処分されている現実があります。そのため、犬の殺処分を減らしていくのに「最後のハードル」となっています。譲渡するとしてもほとんどの自治体が、手がかかる飼育やしつけ、新たな飼い主探しを動物愛護団体に頼っています。そんな中で岡山市保健所は、2020年8月に野犬の保護・訓練施設「ZOOねるパーク」を立ち上げ、行政自ら野犬の訓練に乗り出し、愛護団体に頼らず譲渡する体制を整えました。2022年10月以降は、収容したすべての野犬を直接、一般の飼い主さんに譲渡できるようになっているといいます。
HP:https://www.city.okayama.jp/soshiki/16-1-3-0-0_28.html


2023年9月24日(日)第7回「川島なお美動物愛護賞」授与式

第6回「エンジン01動物愛護賞」受賞者

【エンジン01動物愛護・川島なお美賞】

さかがみ家/坂上 忍 氏
坂上忍さんが私財を投げ打って造った犬猫保護ハウス。真摯な保護活動には頭が下がります。4月に「バイキング」を卒業され、犬猫の保護活動に集中。「動物保護活動を商売として考える」と話し、持続可能な動物保護活動を目指している。第2回の受賞者だが、実際にシェルターを建て、運営を始めたことで次のステージに入ったと言える。
HP:https://sakagamike.com/


【エンジン01動物愛護・ワンダフル・パートニャーズ賞】

犬童 一心 氏 /映画監督
8月19日公開の映画「ハウ」では、人間と犬との絆をきわめて丁寧に描いている。作中、動物保護活動もリアルに描いている(ハウは保護犬という設定)。映画という形で、人間にとって犬や猫などが大切なパートナーであることを伝えており、受賞にふさわしいと考える。
HP:https://skydrum.co.jp/

有動 敦胡 氏 /一般社団法人ぼいす 代表理事
「どうぶつ愛護団体the VOICE(ぼいす)」はすでに活動歴は古く、熱心に勉強会を開いて、犬の問題行動などを参加と勉強している。設立は2013年、来年で10年になる。千葉、川崎、川越の市や県の愛護センターに登録。新しい家族を見つける活発な活動を評価。
HP:https://thevoice-japan.org/

パナソニック株式会社 次亜塩素酸 空間除菌脱臭機「ジアイーノ」マーケティングチーム  /田頭 裕子 氏  
ペットを飼う世帯に愛用者が多いパナソニック「ジアイーノ」のマーケティングチームが、2021年から「ジアイーノ保護犬猫応援プロジェクト」として、保護団体へ「ジアイーノ」の寄贈や保護犬猫の譲渡会などを開催。また、「ペット専用新幹線・ペットツーリズム」(わん!ケーション)の実証実験にも「ジアイーノ」を提供し話題となった。
HP:https://makenew.panasonic.jp/new/articles/013/


保護猫カフェ ひだまり号  /祖父江 昌子 氏 
2階建てバスの「ひだまり号」は殺処分されるかもしれない猫を愛護センターから引き取り、自活不能の子猫たちを育児ルームで愛情をもって育て、子猫たちと里親を繋げるカフェを運営。また、ひだまり号別館(シェルター)には、病気の猫たちを飼育する為に必要なケージ、高圧酸素室の設備などを揃え、病気ごとに分けた広い部屋でストレス無く治療に専念させるなど、熱心に取り組んでいる。
HP:https://hidamari-cat.com/




2022年9月24日(土)第6回「川島なお美動物愛護賞」授与式

第5回「エンジン01動物愛護賞」受賞者

【エンジン01動物愛護・川島なお美賞】

人と動物の未来センター「アミティエ」鳥取県動物愛護センター)/公益財団法人動物臨床医学研究所所長 高島一昭 氏
鳥取県・鳥取市と提携し、「鳥取県動物愛護センター」として、保健所に収容された犬猫を受け入れ、すべての犬猫たちは獣医師によって健康管理を実施し、ワクチン接種、不妊去勢手術、マイクロチップ装着を行い、病気が見つかれば治療も行うなど高いレベルで健康管理を行っている。また、しつけも行い、新しい飼主さんを見つけるという譲渡活動を行っている。2018年には、当委員会のメンバーで施設を視察させていただき、素晴らしさを実感した。
HP:http://haac.or.jp/


【エンジン01動物愛護・ワンダフル・パートニャーズ賞】

片野ゆか 氏 /ノンフィクション作家
現在公開中の映画『犬部!』の原作者。片野さんの著書『北里大学獣医学部 犬部!』は、北里大の動物保護サークルについて追ったノンフィクションである。また、犬に関する本を数多く手がけており、動物保護活動の普及啓発に大きく貢献している。
HP:https://twitter.com/yukadalma

とよた真帆 氏 /女優 
有明のミニチュアテーマパーク「スモールワールズ TOKYO」の保護犬・保護猫支援活動ユニット事務局長を務めている。複数の保護猫・保護犬を飼っており、動物保護活動や譲渡会開催など、熱心に活動に取り組んでいる。
HP:https://ameblo.jp/maho-toyota/


猫庭(山口県山口市・保護猫団体) /手島 英樹 氏 
てしま旅館の猫庭は山口県の殺処分0を目標に掲げてクラウドファンディングにより、2016年に保護猫シェルターとして完成。2017年には更に多くの保護猫を受け入れるため、2階建てとなり、今では年間100匹以上の猫ちゃんと里親を繋げている。てしま旅館の子ども達が中心となり、譲渡と新たな受入を繰り返し、命の循環を行っている。
HP:https://neko-niwa.com/



2021年9月22日(水)第5回「川島なお美動物愛護賞」授与式

第4回「エンジン01動物愛護賞」受賞者

【エンジン01動物愛護・川島なお美賞】

保護猫カフェ「ねこかつ」代表 梅田達也 氏
2013年に埼玉県川越市にオープンした保護猫カフェ「ねこかつ」。単なるシェルターでは無く、保護猫カフェという形態で譲渡活動を進めることで、保護猫を飼うという選択肢を飛躍的に身近なものにした。野良猫でも、保護猫カフェで人とふれあうことで人と暮らすことに慣れ、譲渡しやすくなるなどのメリットもある。また、近隣の自治体から積極的に離乳前の子猫を引き出す取り組みを行っていることも評価される。
HP:http://cafe-nekokatsu.com/http://cafe-nekokatsu.com/

【エンジン01動物愛護・ワンダフル・パートニャーズ賞】

フジテレビ『坂上どうぶつ王国』(番組総合演出 筧 大輝 氏)
従来の動物番組とは一線を画した、保護施設や譲渡に特化したコーナーがあり、司会の坂上忍さん(=第2回「エンジン01動物愛護・ワンダフル・パートニャーズ賞」受賞)は、私財を投げうって、文字通り「どうぶつ王国」建設に取り組んでいる。
HP:https://www.fujitv.co.jp/sakagamidoubutsu/

猪野わかな 氏(トリミングサロンWANBOオーナー、GO GO groomers代表、Foster salon.Japan代表)
トリミングサロンを経営、ご自身もトリマーとして働きながら、それを生かしたボランティア活動(愛護センターで保護されている犬たちを手入れし→引き出し→譲渡するという、地味な活動をトリマー仲間たちをまとめ、長年続けていらっしゃいます。お若い方々ですが、大変しっかりとした組織だといつも感心しております。第1回「エンジン01動物愛護・ワンダフル・パートニャーズ賞」受賞者の元木佳代子氏が里親となった、レトリバーのロン君は猪野さんが、世田谷の愛護センターで命をつないでくれた犬でした。
HP:https://wanbo.jp/https://wanbo.jp/
HP:https://gogogroomers.club/
HP:https://fostersalon.jp/


公益財団法人 神奈川県動物愛護協会 (会長 山田佐代子 氏)
1958年創設の老舗動物愛護団体。保護活動はもとより、シンポジウム開催等による情報発信も積極的に行っている。また「動物福祉検定」を創設して、動物福祉という概念の一般への普及をはかっている。常任理事の黒沢泰氏は地域猫活動の先駆者でもある。
HP:https://kspca.jp/



2020年9月22日(火・祝)第4回「川島なお美動物愛護賞」授与式

第3回「エンジン01動物愛護賞」受賞者

【エンジン01動物愛護・川島なお美賞】

大木 トオル 氏(一般財団法人国際セラピードッグ協会代表)
動物愛護家として日米の友好・親善に貢献。殺処分寸前の捨て犬たちと救助と共にセラピードッグ育成のパイオニアとして動物介在療法を39年にわたり行っている。障害者施設、高齢者施設、病院、教育の現場などで活動し、日米の各施設で多くの症例と成果を出している。セラピードッグ訓練カリキュラムの考案者として活動中。
HP:https://therapydog-a.org/
山田 あかね 氏(映画監督、小説家、脚本家、演出家
映画「犬に名前をつける日」の監督として注目を集めて以来、TV番組も4本制作。本にもなっている「犬と猫の向こう側」では、今年6月、放送文化基金の優秀賞を受賞。人生を投げ打ってまで犬や猫の小さな命を救おうとする人々の背後に無得る社会に向けられる視点を大切に活動を行っている。
HP:https://yaplog.jp/akane-y-dairy/

【エンジン01動物愛護・ワンダフル・パートニャーズ賞】

ドッグレスキュー 代表 廣田 美嘉 氏
人間と動物の共生を図る社会の形成を目的として、協力団体と共に様々な過酷な状況を強いられる犬猫を救出し、適切な治療を行い、あたらしいご家族のもとへと、小さな命をつなげることを使命として活動しているボランティア団体です。※ドッグレスキューの譲渡は全国対応です。(HPより)
HP:http://www.dogs-rescue.net
月刊ねこ新聞 副編集長 原口美智代 氏
創刊25周年を迎えた「ねこ新聞」は、「富国強猫」(フコクキョウネコ)、猫がゆっくりと眠りながら暮らせる国は心が富む国をモットーに、1994年から驚くべき筆者たちによる詩やエッセイ、絵画などを、主編集長が倒れた後も奥さまの美智代さんが引き継いで発行。直接の救助活動こそないものの、命へのエールと国の民度、モチベーションに多大な働きをしてくださった偉大な歴史に感謝。
HP:http://www.nekoshinbun.com/


山路 徹 氏(ジャーナリスト
国内初の紛争地専門のニュース通信社・APF通信社を設立。国内外への配信ほか、2011年東日本大震災後は被災地での動物救出活動をきっかけに、ブログ「とらマロ通信」を立ち上げ、ペットの殺処分問題にも取り組んでいる。
HP:https://twitter.com/yamajitoru



2019年9月26日(木)第3回「川島なお美動物愛護賞」授与式

第2回「エンジン01動物愛護賞」受賞者

【エンジン01動物愛護・川島なお美賞】

山根 義久 氏(公益財団法人動物臨床医学研究所 理事長、倉吉動物医療センター・山根動物病院/米子動物医療センター 会長、国立大学法人東京農工大学 名誉教授)
団体としてよりも、医学博士、獣医師博士、獣医師として、倉吉動物医療センター、米子動物医療センター会長として、また1970年に設置した山根動物愛護病院の院長として、常に動物の健康と医療に力を尽くし、平成25年に自ら直接的な動物愛護活動を行うために 「人と動物の未来センター“アミティエ”」を開設。日本で初めて本格的な動物の終生飼育を理想とする保護センターを鳥取県との連携で立ち上げた。
HP:http://www.haac.or.jp/
朝日新聞 文化くらし報道部 記者 太田 匡彦 氏
10年以上に渡って日本の動物愛護の運動を推し進め、「AERA」誌では、数回に渡り、動物愛護関連の記事を執筆し、朝日新聞上のペット情報サイト「Sippo」で健筆をふるう。また、取材活動を通じて掴んだ実態をまとめた単行本「犬を殺すのは誰か、ペット流通の闇」も貴重な啓発書となっている。
HP:https://sippo.asahi.com/

【エンジン01動物愛護・ワンダフル・パートニャーズ賞】

金木 洋子 (NPO法人日本動物生命尊重の会アリス代表理事)
東京都動物愛護相談センター・埼玉動物指導センターより犬や猫を引き取り、多頭飼い崩壊現場や飼育放棄現場での犬猫の救済、廃校を利用した動物シェルター設置要望の署名活動などを行っている。
HP:http://www.npo-alis.org/
坂上 忍 氏(俳優)
12頭の犬のためにドッグラン付き一戸建てを購入。その中には義足の保護犬もいる。
Amebaブログ男性第2位のブログには、毎日わんこが登場する。
HP:https://ameblo.jp/shinobu-sakagami/



2018年9月25日(火)第2回「川島なお美動物愛護賞」授与式

第1回「エンジン01動物愛護賞」受賞者

【エンジン01動物愛護・川島なお美賞】

Tier LOVE(浅田美代子氏の動物愛護チャリティ団体)
Tier Loveで集められた収益は浅田美代子さんが信頼を置く動物愛護団体を通じ、動物の保護、福祉に役立てられおり、捨て犬、捨て猫などの防止、動物虐待の防止など動物への優しさがあり動物の苦しみをやわらげる社会づくりに役立て、飼い主のいない犬や猫、虐待されている動物の保護など、本当の意味での殺処分ゼロをめざしている。
HP:https://www.tierlove.jp/

【エンジン01動物愛護・ワンダフル・パートニャーズ賞】

忠 裕之氏(犬猫の車椅子の製造を手掛けるadworks代表)
長年飼ってきた愛犬が、病気で歩けなくなったため車椅子を自作。その方法をHPに載せたところ、製作依頼が来るように。以来サラリーマンと2足のわらじで車椅子の製作にあたり、ついに会社を退職、犬と猫の車椅子作るに専念し、今まで2500台以上を製作している。
HP:http://adoworks.com/
ベルセルバカントリークラブ総支配人・元木佳代子氏(元プロゴフファー)
殺処分寸前の成犬レトリバーを愛護センターから救出。
「ロン君」と名付られ、現在ゴルフ場のウェルカム犬として活躍中。
HP:http://www.belle-co.com/belleselva/
飯塚みどり氏(茨城県動物愛護推進員)
県立こども病院において、セラピー犬とともに病棟を訪問する傍ら、県内学校や図書館においても、動物愛護の絵本・紙芝居の読み聞かせを実施中。動物愛護のパネル展示にも携わる。また日本盲動犬協会のデモンストレーターとして、県内での盲導犬啓発や、盲導犬キャラバン等をサポートしている。



2017年9月29日(金)第1回「川島なお美動物愛護賞」授与式